転職において、よく言われていたことが「35歳以上の転職は厳しい」という言葉。
はじめに入社した会社で正社員として定年まで勤めあげることを良しとされている考えがまだ今よりも多かった時代です。
年齢を重ねるごとに余程優秀な人材でない限り、書類選考で落とされることも多く、厳しい面はありますが、特に資格や大きな経歴はなくとも、30代の非正規社員から40代でも正社員になることができた経験をお伝えします。
- 失業期間は長くても半年
- 転職サイト利用時のポイント
- 雇用形態にはこだわりすぎない
1. 失業期間は長くても半年
仮に多少の蓄えがあったとしても、ブランクが空くほど転職へのモチベーションも下がり企業側から見てもブランクが空きすぎている中高年を積極的に雇う気にはならないでしょう。
計画を立て、自己の強みや経験がどのようなところで活かせるか分析してポイントを絞って応募することが大切です。
ブランクが空きすぎると面接でその期間どのような活動をしていたか聞かれる場合もあります。そのときに、ただ書類が通らないのでと言った回答では面接も通りません。
再就職にあたりこうゆう勉強をしていたとか、体力作りのため週に3回ジム通いしていたなどポジティブな理由に言い換えられるように習慣化すると良いでしょう。
起床・就寝時間も乱れがちになるので生活のペースを乱さないように心がけることも必要です。
2. 転職サイト利用時のポイント
出来る限り、複数の転職サイトに登録しておきましょう。自分1人の情報収集だけでは自分の方向性や趣向にあった求人を見逃す可能性もあります。少ないチャンスを活かすためにも各求人サイトに登録したら、希望の職種など求人が公開されたときにメールでお知らせしてもらえるように設定しておきましょう。
実際に私が40代で正社員として転職したときは、自分では見逃していた求人を転職サイトからメールで知らせてもらったことがキッカケで内定をゲットしています。
また、求人情報を見るときに重要なこととして「女性活躍中!」「20代活躍中!」などの文言が応募要項以外のところに記載がある場合には、その企業は女性社員を必要としていたり、20代など出来るだけ若い人材を求めていることが読み取れますので、当然のことながらそのような企業に中高年の男性が申し込んでもその企業の希望に沿っていないこととなり、書類選考で即はじかれます。雇う側の立場になって考えることも1つです。
3. 雇用形態にはこだわりすぎない
給与や厚生年金、社会保険などの面でも正社員で入社できるのがベストですが、中途入社でいきなり正社員採用、前職より給料アップなどということは現実難しいです。
ある程度のこだわりは悪いと思いませんが、固執しすぎると転職先が決まらずブランクが長くなるだけです。企業や職種によっては非正規雇用である派遣社員や直接雇用の契約社員からスタートするのもありだと考えます。
派遣社員から、派遣先企業に直接雇用されるケースもあります。ただ、派遣社員は基本的に交通費が支給されず自己負担、且つ有期雇用で契約期間が終了後、更新もなければ再度転職活動が必要となりますので、その辺りは充分考慮する必要はあると思います。
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