葬儀を喪主としておこなう

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父が亡くなったとき、長男の私がはじめて喪主という立場で葬儀の手配などしたとき亡くなったのお話をします。参列者としては経験があっても、あたりまえのことですが、喪主としては自分の家族が亡くなったときに初めて経験することです。

  • 亡くなると故人の口座が凍結される。
  • 葬儀屋などプロにお任せする。
  • 家族葬にするか、しないか。

亡くなると故人の口座が凍結される。

当然のことですが、故人の銀行口座などは死亡後すぐに凍結されます。

事故や突然死のような状況でない限り、亡くなる前は大抵入院しているケースも多いかと思いますが、入院治療費や亡くなったあとの葬儀費用など何十万、何百万と大きな金額が発生します。

悲しみに浸る間もなく、しっかりと故人を見送ろうとバタバタしていた気がします。ただ、父の場合は若いうちから葬儀屋に申し込みと積立をしており、葬儀費用も30万程、割引になりました。

両親が元気なうちに、亡くなったときの葬儀をどうするか、入院時の費用などどうするか家族とは言え、話にくいかと思います。

しかし、どんな人でも必ず訪れる状況に対して生前に話をすることはお互いのために良いことです。私の場合は母が父の給料を管理しており、母が父の口座を把握していたため、入院費用や葬儀費用なども滞りなく支払うことが出来ました。

もしそうでなければ、介護、入院、葬儀と多額の費用を負担することになり支払いきれない可能性もありましたので、家族間で話し合っておきたいところです。

父の生前、後見人制度について説明を受けに行ったことがありますが、家族以外の第三者(弁護士など)が後見人になる場合があるなど、大切な資産を守るためとは言え、制度を利用することがためらわれる印象でした。

葬儀屋などプロにお任せする。

家族が亡くなった直後は特に気持ちの整理もつかない状況ですが、葬儀の準備は進めなければなりません。

病院からすぐに父が申し込んでいた葬儀屋へ電話連絡し、葬儀屋が車で遺体を引き取りに来てくださいました。葬儀場の予約手配もしてくださり、会場の空き状況の関係で数日待ちが必要で、葬儀屋の施設で遺体が痛まないように保管してもらい安心できました。

葬儀までの間、葬儀屋の担当者が自宅訪問。必要なもの、通夜と葬式の流れなどを説明してもらい準備を滞りなくできたのです。

自分で一から調べて、葬儀屋を選択し手配するという流れだったらもっと手間取っていたでしょう。父が若い時に準備してくれていたおかげと感謝しています。

家族葬にするか、しないか。

ここは人により、意見も分かれるところでしょう。

今のようなコロナ渦では、家族でも死に立ち会えず火葬後の位牌で対面することも増えています。今はやりきれないですが致し方のない状況です。

コロナ以前でも、家族葬にする傾向は増えていたと思います。費用がかかる、故人の親戚、知人への連絡が困難など様々な理由があるでしょう。

ただ、親しくしていた知人や近所付き合いの長かった方、友人ならなおさら葬儀でせめて最後のお別れをしたいという気持ちはあると考えます。

父は親しくしていた方や親戚ときちんとお別れしたいだろうなと思い、家族葬ではなく、ご縁のあった方にご連絡し見送りました。

参列してくださった皆さん、メッセージなどくださった方々のお声を聞く限り自分のその時の選択は間違っていなかったと確信しています。

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